いわしや岸本医科産業株式会社

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イージー・マグヌス取扱説明
*本体には取扱説明書と取扱ビデオを付属しておりますが、以下はその抜粋です。
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取扱説明書 目次

1. 安全上のご注意、使用上のご注意
2. 各部の名称
3. バブリング酸素と恒温水の配管
4. 各社ピックアップへの標本支持フック取付け参考図
5. 標本支持フックの取り付け方法
6. 恒温槽の洗浄について
7. 照明灯の交換について
8. 刺激電極(オプション)の使用方法
9. マニプレーターのメンテナンスについて
10. バブリングノズルの目詰まりについて
11. 補充部品について
12. 同梱付属品及びオプション
13. アンプAP−6の接続方法(PDF)
14. アンプAP−6の調整方法(PDF)

1. 安全上のご注意、使用上のご注意
イージーマグヌスは、内部照明灯に100V電源を使用しています。構造は簡単ですが、いくつかの注意点もございます。
また、お使いになる人や他の人への危害、財産への損害を未然に防止するために、必ずお守り頂くことを、次のように説明しています。

注意していただく内容です。 分解禁止事項です。
感電の恐れのある内容です。 水洗い使用禁止事項です。
必ずコンセントを抜いて頂く事項です。 必ず実行して頂く注意です。

設置場所について
イージーマグヌスは、省スペースで実験のできますデスクトップ型ですが、設置される実験台は、周辺の機器の振動の伝わらないしっかりしたものを御使用下さい。
スチールデスクの様な机を実験台として御利用になる場合は、震動源となるコンプレッサーなどの付いた機器(冷蔵庫など)から十分に離して頂くか、防振対策をして下さい。
 特にセンサーの感度(ゲイン)を高めてお使いになる場合は、空調機などの微細な振動を拾う事があります。また、振動源として、還流される水圧が高いと、その振動も拾ってしまう事がありますので、その場合は流量を絞って下さい。
 標本がセットされていない状態では、フックが振動によって共振しやすくなっていますので、振動のチェックの際には必ず標本をセットした状態で行って下さい。



2.各部の名称
マニプレーターは、はね上げが可能で、セッティングやバス内の洗浄がより簡単になりました。
(Aタイプ、TDタイプ)
3次元動作
(UC-2TD,5TD)
前後動作に加えて、フックを上下、左右にも微調整できます。細い飼料標本を使われる場合に、標本支持フックの先端を合わせるのが容易になります。



3. バブリング酸素と恒温水の配管
機器背面にバブリング用の酸素取入れ口と、恒温槽の恒温水取入れ、取出口があります。
バブリングの酸素の流量は、調整バブルで微調整ができます。

【御注意】
 最初にお使いになる場合、恒温水は、本体を水平に置いた状態で供給しても、恒温槽の最上部までは到達しません。還流を始めましたら、恒温槽の中の空気が抜ける様に本体を傾けて内部の空気を排出してからご使用下さい。
 また、還流は流入と同じ分の排出が出来ていませんと、恒温槽内部の圧力が上がり、本体の上部が変形し、データに悪影響する事がありますので、流入と流出が同じ様に調整して下さい。

恒温水取入口、取出口、バブリング用の酸素取入口には、内径6φのチューブをお使い下さい。




4. ピックアップの取付け
 ピックアップは次ページにあります様に、メーカーによって様々な形状がありますが、ほとんどのタイプのピックアップを使用できる様になっています。
 ただし、お使いになりますピックアップによりまして、フックのアダプターの形状が異なりますので、御購入時にピックアップの形状(メーカー型式)をお知らせ頂いています。
 当初と違うピックアップを御利用になる場合でも、オプションとしまして補充部品を御用意しております。
 どのタイプのピックアップでも、写真の様に、フックの取り付けがマニプレーターの取り付け穴から一直線になる様に、ピックアップを固定バンドで取り付けます。
各社ピックアップへの標本支持フック取付け参考図
標本支持フックの取り付けは、各社のピックアップの形に対応したアダプターを使用します。
標本支持フックの接合部分は、黒色の熱収縮チューブが付いていますので、この部分をアダフターに差込んで固定します。アダプターの穴が大きすぎてフックが固定出来ない場合は、ラジオペンチなどで少し楕円形に変形して、しっくりと固定出来るようにして下さい。
御購入時にピックアップの形に対応したアダプターを同梱しておりますが、ピックアップを変更される場合などは、別売にて御用意しております。


UFERトランスデューサー

シンコー、オリエンテックタイプ

日本光電ピックアップ

注:ねじ部にマニュキュアまたは接着剤でトランスデューサーとフックアダブターを固定してください。



5. 標本支持フックの取り付け方法
側面からの断面図
上から見た図



6. 恒温槽の洗浄について
チャンバー底面に汚れが付着してきた場合は、本体両横にある槽内洗浄用ネジキャップを開けて、瓶ブラシで洗浄してください。
その際には、内部照明用の電源の方に水が入らない様にしていただくか、底面のビス(4本)を外し、底板部を外して洗浄して下さい。
洗浄後はネジキャップをしっかりと締めてください。

電源は必ず切って洗浄作業をして下さい。水分が入り込みますと感電の恐れがあります。



7. 照明灯の交換について
内部照明灯は市販の10Wの蛍光灯を使用しております。暗くなってきた場合や点灯しなくなった場合は交換してください。
交換は本体底フタを開けてください。(ビス4本)

注1:本体上面のパネルは開けないでください。シール加工しています。

注2:グローランプ交換の際には、10W蛍光灯用を御使用下さい。



8. 刺激電極(オプション)の使用方法
刺激電極(別売オプション)は写真の様に設置して頂くと、簡単に電気刺激が可能です。



9. マニプレーターのメンテナンスについて
整理食塩水などが固着しますと動きの悪くなることがありますので、実験終了後は飛散しました薬品や栄養液を取り除いて頂き、マニプレーターのビスやバー部分にミシン油などを湿布してください。

生理食塩水などがマニプレーターに固着しますと、マニプレーターの動きが悪くなったり、長期間放置されますと動かなくなることがあります。動かなくなった場合は無理に動かさず、CRC556などの潤滑油を湿布して様子を見て下さい。完全に固着してしまった場合は、修理が必要ですので、オーバーホールに出して下さい。



10. バブリングノズルの目詰まりについて
ノズルの先端にシリコンチューブをつけて目詰まりを防いでおりますが、詰った場合は、シリコンチューブをもみほぐしてください。
また、ステンレスパイプ内での目詰まりは、ニードル線で内部異物を排出してください。



11. 補充部品について
標本支持フック、バブリングノズルなどスペアパーツは全て標準在庫しております。補充部品が必要な場合はFAXにて御発注下さい。



12. 同梱付属品及びオプション
1. 取扱説明書        1部 
2. 取扱説明ビデオ      1本 (VHS)
3. マニプレーターカバー   4個 (透明アクリル製)
4. オイル          1本  ※実験終了後にマニプレーターに定期的に塗布して下さい。
5. バブリングノズル予備   4本
6. フックアダブター     4個 (購入時に御指定のものを付属しています)
7. フック  付属     **μ 4セット(購入時に御指定のものを付属しています)
   予備フック  オプション   **μ  セット
8. 電極   オプション       セット